入れ歯で食べたい物を安心して食べていますか?
入れ歯を作ったけど「痛い」「噛めない」「しゃべりにくい」「笑えない」等、入れ歯に不満を持っている人や、中には、作ったけど装着していない人が多数いらっしゃいます。その多くの原因は、入れ歯が動くからです。動く原因は適合精度の問題、咬み合わせの問題、上下顎の位置関係の問題、入れ歯の形態・設計の問題等に起因すると思われます。ですから総義歯でも部分義歯でも動かない義歯を作ることが最も大事なことです。
入れ歯では充分に噛めない、入れ歯は歯槽堤、顎骨が吸収するから数年で作り直さなければならないと言う歯科医師もいますが、そんなことはありません。時間をかけ、精密な入れ歯を製作すれば、動かない快適な、よく噛める入れ歯ができます。動揺がごく少ない義歯であれば歯槽堤の吸収はごく少ないものです。そのように作られた部分入れ歯で10年から25年は使用できます。(多くの方は15年から20年)、総入れ歯では10年から30年前後は使用できます。具合良く30年以上装着している患者さんも数例経験しています。
適合精度に関しては難症例では院内に勤務する技工士立会いの下で何度もチェックし、上下顎の位置関係や人工歯の位置を最適な位置に慎重に探し求めます。そして、何年経過しても咬み合わせの変化が少ないように磨耗しにくい超硬質な人工歯(ドイツ製)を使用して製作します。そしてレジンの重合収縮を可能な限り少なくするために、適合精度の最も高い術式を採用しています。